さおさん「頑張るよ、お母ちゃん」 | 第1回ぐるっとママ懸賞作文

「私の出産」~母から子へ伝えたい言葉~

第1回ぐるっとママ懸賞作文

さおさん「頑張るよ、お母ちゃん」

『愛してる』
 

私は24歳6ヶ月で出産を体験しました。

妊娠が発覚した時には、嬉しさと驚きでした。
月経がかなかったため、妊娠検査薬を使用しました。
妊娠検査薬使用時、私は実家に居たためすぐに自分の両親に報告ができました。

両親も驚きと共に嬉しさが混ざって、
父からは「おめでとう、まずは確実に妊娠してるか病院行って検査いつやるの?」
母からは「だから言ったじゃない。避妊はなんでしてなかったの。」と。

母は内心おめでとうと言いたかったのですが、付き合ってまだ1年半だったこともありまた、ほぼ毎週彼の家に泊まりに行っていたこと、姉もできちゃった結婚ということもあり、この妊娠発覚時にはものすごく反対をしておりました。
私も妊娠が嬉しかったのですが、反対され「やってしまった。どうしよう。」と考え込んで泣いてしまいました。

そんな姿を見た父は私と母に「もうできてしまったことは戻らないんだから、できたことに感謝して頑張って育てるんだ」って私と母をなだめたくれました。

私と母の間には微妙な空気が流れて数日が経ちました。妊娠検査薬後の病院に行った時のことでした。
産婦人科に行った時周りには私のような2.3ヶ月の妊婦さんや臨月近くに入ってるような妊婦さんが沢山いました。
自分が呼ばれる待ち時間にその人たちを見ているとキラキラしており嫌な顔せず期待に満ち溢れた表情でした。
私も自然と少し不安な気持ちもあったのですが、その人たちの表情や実際に
妊娠してますよともらったエコー写真を見て帰りはルンルンでした。

家に帰り、家族にエコー写真やどんな検査どんな説明をされたのか話していた時、
気まずい日々を過ごしてた母が、私に向かって一言。「おめでとう、楽しみだね♪」と笑顔で言ってくれました。

私はその表情を見た時から気持ちは晴れ晴れとし妊娠を前向きな気持ちになることができました。
出産までは2ヶ月に1回、1ヶ月に1回、2週間に1回の頻度で妊婦健診に行きました。
毎回ではないですが、エコー検査がある時など必ずエコー写真をもらうことができました。
本来であれば家族の同席ができる場面ではあったのですが、コロナの感染対策ということ家族が妊娠期に対する楽しみにしていたものが全ての行為に家族同席不可というものとなっていました。

このご時世のため仕方なかったためエコー写真などで家族、旦那さんには伝えていました。
そのおかげで旦那さんも出産を楽しみにしてくれました。

そんなこんなで、予定日まであと1週間となった夜に破水をし、それから3時間で元気な女の子が生まれました。

何も問題なく退院をし、今はまだ6ヶ月ではありますが、家族みんなで成長を楽しみにしております。

100日記念やハーフバースデーは必ずお祝いを行って育児を息抜きしながら楽しんで、みんなでこの子の笑顔のために頑張って生きていこうと毎日思って生きていこうと思います。

 



青森県 さおさん
題名:頑張るよ、お母ちゃん
子どもへ伝えたい言葉:「愛してる」